概要

Tilt Scope - 3次元傾斜計

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「Tilt Scope」は、角度・勾配、3次元傾斜角を計測してグラフィカルに表示するアプリです。

iPhone端末の内蔵センサの情報をもとに、現在の端末姿勢をリアルタイムに表示します。床の傾斜や建物の歪みなど、さまざまな場所の傾きを簡単に計測することができます。


ts-faceup incline-portrait incline-landscape


製品情報

製品名 : Tilt Scope
バージョン : 1.2
リリース : 2020/9/29
サイズ : 2.6 MB
カテゴリ : ユーティリティ、ライフスタイル
互換性 : iOS 12.4以降が必要。

特長

「Tilt Scope」は、つぎのような特長があります。


3次元の角度・傾斜角(yaw/pitch/roll)のリアルタイム表示。

アプリケーション

「Tilt Scope」は、つぎのような用途でお使いいただけます。

家具、床、建物などの傾き具合の計測。
オフロード走行時の車の傾斜角度の計測。
オーディオ機器のセッティング調整、例えば、アナログプレーヤー、スピーカーの絶対水平基準での設置調整。
各種スポーツでの利用、例えば、ゴルフでのグリーン傾斜角度の計測。
衛星アンテナの仰角のチューニング。

回転角の表示方法

本アプリは、3次元の直交座標(xyz空間)における回転イメージをベースにした角度・傾斜表示をおこないます。

yaw(ヨー)はz軸まわりの回転、pitch(ピッチ)はx軸まわりの回転、roll(ロール)はy軸まわりの回転を示します。たとえば、航空機や船舶などでは、機体の軸先をy軸、翼をx軸、機体上部方向をz軸にとります。

iPhone端末では、姿勢状態ごとの3軸(pitch/roll/yaw)の角度イメージをつぎのように表示しています。


# pitch(ピッチ)の回転角イメージ

pitch

# roll(ロール)の回転角イメージ

roll

# yaw(ヨー)の回転角イメージ

FaceUp landscape portrait

# 表示単位について :

角度変位は、度数法の角度単位[°]または円弧法のラジアン単位[Rad]で表示されます。 単位系を相互変換するには、つぎの換算をおこなってください。

角度単位-ラジアン単位の相互変換:

* 度数法 -> 円弧法 : [Radian値](Rad) = 180 / π * [角度数](°)

* 円弧法 -> 度数法 : [角度数](°) = π / 180 * [Radian値](rad)

3次元傾斜計

加速度センサの情報を利用して、3次元の角度・傾斜計として動作します。iPhone端末の姿勢にあわせて、その角度・勾配を数値(円弧法の角度[°]、円弧法のラジアン[Rad])、および、ビジュアル画像で表示します。スタートボタンをタップすることで、振動レベル測定を開始し、ストップボタンをタップすることで停止します。


iPhone端末の姿勢状態(FaceUp、Portrait、Landscape)によって、計測表示は若干異なり、つぎのようになります。


# FaceUp (端末水平) :

地平面に対して、端末が水平になった状態です。このとき、pitch(ピッチ)とroll(ロール)の角度を円弧で、yaw(ヨー)の角度を円針で表示します。また、クロスマーク(+)で、端末を真上からみた天頂(あるいは天底)の位置を表示します。

ts-faceup


# Portrait (縦持ち) : 

端末を縦持ちした状態で、ホームボタン下側が基準となります。このとき、pitch(ピッチ)とyaw(ヨー)の角度を円弧で、roll(ロール)の角度を円針で表示します。

incline-portrait


# Landscape (横持ち) :

端末を横持ちした状態で、ホームボタン右側が基準となります。このとき、roll(ロール)とyaw(ヨー)の角度を円弧で、pitch(ピッチ)の角度を円針で表示します。

incline-landscape

インフォメーション

"i"ボタンをタップすると、製品情報と利用方法が表示されます。


リリースノート

Tilt Scope version 1.2 バージョンアップ (September 29, 2020)
Tilt Scope version 1.1 バージョンアップ (July 5, 2019)
Tilt Scope version 1.0 リリース (August 18, 2018)

備考

本アプリは端末およびセンサ毎のばらつきや精度誤差があるため、正式な測定にはご利用いただけません。このため、厳密な測定値を保証するものではなく、計測補助ツールとしてお使いください。
自動車の運転中または機械の操作中には使用しないでください。
長時間測定を行う場合には、バッテリーの消費が大きいことがあります。

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