概要

Listening Tuner - 聴き耳サポート

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「Listening Tuner」は、iPhone上で動作する、あなたの「聴こえ」をサポートするサウンドアプリです。聴き取りにくい音をあなたに合わせて聴きやすくします。

ノイズの多い環境でのテレビ視聴や会話において、聴きづらさを感じたりしませんか? このアプリを使用することで、より良い「聴こえ」を試したり、あるいは、難聴の疑似体験をすることができます。

「Listening Tuner」は、最適なヒアリングを得るために、iPhoneの内蔵マイクとイヤホンを使用して、あなたの聴力にあわせた周波数特性や音量などのサウンド調整をおこなうことができます。

最新バージョンで、アプリの安定性を向上させ、iOS14.7以降に対応しました。


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このアプリは、グラフィック・イコライザ(周波数特性の補正)、プリセット・イコライザ(聴力補正)、ノイズ・サプレッサ(雑音低減)、コンプレッサ(音量圧縮)、マイクレベル調整など、多彩な聴力サポート機能を備えています。

さらに、瞬間的に聞き逃した音を15秒間遡って、何度もサウンド補正をかけながら再生することもできます。


現在、メンテナンスのため、一時配信停止しております。ご不便をおかけしますが、どうぞご了承のほどお願いいたします。すでにダウンロード済みのお客様は引き続きご利用いただけます。


製品情報

バージョン: 4.0
リリース : February 1, 2022
サイズ : 0.9 MB
カテゴリ : ヘルスケア/フィットネス、ライフスタイル
互換性 : iOS 14.7以降が必要。

特長

「Listening Tuner」は、つぎのような特長があります。


iPhoneに最適化、コンパクトなコードサイズ
シンプルなユーザーインタフェースによるリスニング・サポート機能をご提供。
8バンド・グラフィック・イコライザー (GEQ) : 125Hz, 250Hz, 500Hz, 1kHz, 2kHz, 4kHz, 8kHz, 12kHz
プリセット・イコライザ (preset EQ) : 4タイプ
ノイズサプレッサ (Noise Suppressor : NS) : 背景ノイズの低減
コンプレッサ (Compressor) : マイク入力音のダイナミックレンジ圧縮
聞き逃し再生 (Replay) : 直前15秒間のリアルタイム録音再生
マイク入力レベル・コントロール (Input level) : マイク入力音量の調整

重要な初期設定(アクセス許可)

本アプリを正常に動作させるためには、以下のiOSシステムに関わる初期設定を必ずおこなう必要があります。


マイク・アクセス許可設定

アプリインストール後の初期起動時に、iOSシステムより内蔵マイク・デバイスへのアクセス承認が求められます。この際、内蔵マイクのアクセスを必ず許可にしていただく必要があります。

もし、不許可にされた場合には、プライバシー制限により、マイク入力ができませんので、計測表示等もおこなわれません。見かけ上、アプリが正常動作してないようにみえます。

この場合、iOSの基本設定(「設定」>「プライバシー」>「マイク」)で、このアプリからのアクセスを許可していただくことで、利用可能になります。


トップビュー

「Listening Tuner」の起動時には、Infoビューにて利用方法が表示されます。さらに、"Close"をタップすると、トップビューが表示されます。


"Top view" および "Info view"

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グラフィック・イコライザ (GEQ)

マイクから入力されたサウンドに対して、8バンドの周波数帯域ごとに周波数特性をコントロールできます。 さらに、クオリティ補正(Quality factor)で各周波数帯域のつながり具合を調整することができます。

ノイズ・サプレッサ (NS)

マイク入力で気になる雑音成分を低減する機能です。周囲の騒音状況に応じて、ノイズレベルを調整できます。

マイク入力レベル (Input level)

マイク入力の音量をボリュームスライダーで調整できます。

聞き逃し再生 (Replay)

アプリ音声出力動作中は常に直前のサウンドを録音していますので、"Replay"をタップすると、直前15秒間のサウンドを再生することができます。


パラメータ設定 (Settings)

"Settings"ボタンをタップすると、サブメニューが表示されます。

コンプレッサ(Compressor)、プリセットイコライザ(preset EQ)、GEQのクオリティ補正(Q factor)を設定することができます。


"Settings" サブメニュー

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コンプレッサ (Compressor)

マイク入力の音量の幅(ダイナミックレンジ)を圧縮する機能です。

プリセット・イコライザ (preset EQ)

典型的な聴感損失モデルに基づいて、あらかじめ4つのイコライザが設定されています。

GEQ クオリティ補正(Q factor)

グラフィックイコライザ (GEQ) の各周波数バンドの重なり具合をコントロールできます。

操作手順

本アプリの操作手順はつぎのとおりです。必ず注意事項を守ってご利用ください。


[使用前の準備]

ステップ-1: イヤホンを接続し、アプリを起動します。利用方法等が表示されます。 最初の起動時には内蔵マイクへのアクセス許可を求められますので、アクセス承認してください。 (有線ヘッドホンの場合は3.5mmジャックまたはLightningコネクタ経由で、ワイヤレス (Bluetooth) ヘッドホンの場合は予めiPhone本体設定で接続を確認してください。)
ステップ-2: "Output"ボタンをタップして、出力先を確認してください。
ステップ-3: ハードウェアボリューム(本体ボリューム)の音量を50%に設定します。 "Close"ボタンをタップすると、トップビューが表示されます。

[操作方法]

あなたがお気に入りの周波数補正の設定を見つけてください。さらに、より良いフィット感を得られるように、マイク音量調整やノイズサプレッサやコンプレッサにより、さらに好みの音質に調整することができます。

ステップ-1: マイク入力レベル (Input level) のボリュームバーで50%以下の音量に設定します。(過大な音が出力されないように。)
ステップ-2: イヤホンを両耳に装着します。
ステップ-3: ”START”ボタンをタップすると、音声出力が開始されます。
ステップ-4: マイク入力レベル (Input level) の音量を再び設定します。 右にスライドするほど音が大きくなりますので、ゆっくりと動かして、大音量にならないように注意願います。マイク入力レベルの調整では不十分なときには、ハードウェアボリュームで急激に大きな音にならないように、慎重に音量を調整してください。
ステップ-5: 聴覚補正のために、グラフィック・イコライザ (GEQ) を設定します。スライドバー (Lch (青)、Rch(赤)) を上下にセットすることで、周波数バンドごとの音量(サウンドレベル)を調整できます。 ”Q factor"で、周波数バンドのつながり具合(スロープ)を調整できます。 ”L reset"および"R reset”で、GEQを各チャネルごとにリセットして周波数特性をフラットすることができます。
ステップ-6: プリセット・イコライザ (preset EQ) は4種類の設定から1 つを選択してください。聴覚タイプを大まかに判断できます。さらに、このプリセット設定をベースに、GEQでさらに細かく調整することもできます。
ステップ-7: 背景ノイズが多い場合には、ノイズ・サプレッサ (NS)を 有効にします。ノイズ状況によっては逆に聞きづらくなることもありますので、その際は無効にしてください。
ステップ-8: 小さい音を相対的に大きくして聞きたい場合には、コンプレッサ (Compressor) を利用すると、ダイナミックレンジが圧縮されて聴きやすくなることがあります。
ステップ-9: "STOP"ボタンをタップすると、音声出力は停止します。

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グラフィック・イコライザ (GEQ)

グラフィック・イコライザ (GEQ) は、8バンドのパラメトリック・イコライザで可聴周波数帯域をフルカバーします。各周波数バンドのゲイン調整バー (Lch (青)、Rch(赤)) によって、グラフィカルに周波数特性を調整することができます。


"Graphic Equalizer (GEQ)"

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各帯域のスロープ調整(Q Factor)により、各周波数バンドの重なり具合をコントロールできます。


"GEQ - Q factor"

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GEQリセット(L reset, R reset)をタップすると、GEQのゲイン調整バーは初期化され、周波数特性はフラット(平坦)になります。


"GEQ - L reset"

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また、グラフィック・イコライザ (GEQ) の周波数バンド設定を2つまでデータ保存できます。

"INFO"ボタンをタップすると、製品情報画面の一番下に、データ保存/読出ボタン (Save1/Load1、Save2/Load2) が表示されます。

いったん保存したデータは、GEQを設定変更したのちでもワンタッチで読み出すことが可能です。例えば、”Save1”で保存したデータは”Load1"で読み出すことができます。


"GEQ Data Save/Load"

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プリセット・イコライザ (preset EQ)

プリセット・イコライザ (preset EQ)は、典型的な聴感損失モデルに基づいて、あらかじめ4タイプのイコライザ設定が用意されています。各タイプを比較することで、あなたにフィットするモデルを見つけることができるかもしれません。GEQとは独立して動作するため、GEQでさらに微調整することもできます。

"EQ1〜EQ4"のいづれかのボタンをタップすることでプリセット・イコライザが有効になります。


EQ1 : ボイス・ズーム ; 音声を中心にフォーカスして、聴き取りやすくしたイコライザ設定です。
EQ2 : ボーカル重視 ; ボーカル、歌まで周波数帯域を拡張して、聴き取りやすくしたイコライザ設定です。
EQ3 : 高域損失補正 ; 一般的な高域が聴き取りにくい難聴モデルを補正したイコライザ設定です。
EQ4 : 低域損失補正 ; 低周波が聴き取りにくい難聴モデルを補正してイコライザ設定です。

"Preset EQ"

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ノイズ・サプレッサ (NS)

ノイズ・サプレッサ (NS) は、マイク集音で気になる雑音成分を低減する機能です。周囲の騒音状況に応じて、ノイズレベルを低減します。

ノイズ状況によっては逆に聞きづらくなることもありますので、その際は無効にしてください。


"Noise Suppressor (NS)"

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コンプレッサ (Compressor)

コンプレッサ (Compressor)は、マイク入力の音量の幅(ダイナミックレンジ)を圧縮する機能です。 小さい音を相対的により大きくすることができます。ダイナミックレンジの圧縮幅は3段階で設定できます。音のダイナミックレンジは圧縮されて、音量感は大きくなりますが、不自然な音になる場合もあります。


"Compressor"

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マイク入力レベル (Input level)

マイク入力レベル (Input level)は、ボリュームスライダーで調整できます。起動時には25%に設定されています。 アプリ起動中は、バックグランドでも設定が保持されますので、再利用するときには”START”のタップする前に、マイク入力レベルとハードウェアボリュームのレベルを必ず確認してください。


"Input level"

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聞き逃し再生 (Replay)

アプリ音声出力動作中は常に直前のサウンドを録音しています。 ”Replay"をタップすると、直前15秒間のサウンドを再生することができます。 GEQ、preset EQ、Compressor、NSなどを再調整して、聞き逃した音を何度でも聴くことができます。

Replay再生後、"START"をタップすると一時保存されていた録音データは消去されます。


"Replay"

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出力経路チェック (Output)

”Output"をタップすると、現在選択されている音声出力の経路をチェックして表示します。ご利用開始時に、使用するヘッドホン(有線、ワイヤレス)が確実に繋がっているかどうかを確認してください。


"Output" - connecting Wireless Headphones

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インフォメーション (Info)

"Info"ボタンをタップすると、製品情報、利用方法の説明、データ保存設定 (Save1/Load1, Save2/Load2)、出力経路チェック (Output) を表示します。メインビューに戻りたい場合には、"Close"をタップしてください。


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リリースノート

version 4.0 バージョンアップ(February 1, 2022)
version 3.1 バージョンアップ(February 22, 2021)
version 3.0 バージョンアップ(August 9, 2020)
version 2.1 バージョンアップ(May 22, 2018)
version 2.0 バージョンアップ(May 10, 2018)
version 1.2 バージョンアップ(March 1, 2016)
version 1.1 バージョンアップ(September 3, 2015)
version 1.0 リリース(August 4, 2015)

注意事項

本アプリを正常に動作させるためには、ヘッドホンを3.5mmジャックに接続するか、Lightning接続またはBluetoothワイヤレス経由で接続する必要があります。
過大な音量にならないように、入力レベル、ハードウェアボリュームの調整はゆっくり慎重におこなってください。大音量や長時間の継続利用は避けてください。
本アプリはワイヤレスヘッドホン(Bluetooth, A2DP)のみ対応しています。すべての製品の動作を保証するものではありません。なお、ワイヤレスヘッドホンでは製品のスペックや無線伝送の特性上、再生音の遅延が発生します。もし違和感を感じる場合には有線ヘッドホンでのご利用をお勧めします。
このアプリは補聴器および医療用途ではありません。 会話等で頻繁に本アプリを長時間利用しなければならない場合には、潜在的になんらかの聴覚障害をお持ちの可能性がありますので、医療専門家へのご相談をお勧めいたします。

免責事項

このアプリは医療目的のために使用されることを意図していません。このアプリは、疾患、損傷、障害またはハンディキャップを、診断、予防、監視、治療、緩和または補償するように意図されていません。
聴覚になんらかの障害があると思われる場合は、このアプリを使用する前に医師または医療専門家にご相談ください。このアプリは自己責任でご使用ください。当社は、その使用から生じる可能性がある直接的または間接的な損害について一切の責任を負いません。

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