Music Frequency Analyzer - 音楽データ解析ツール
"Music Frequency Analyzer "は音楽データをデジタル解析する新しい音源解析ツールです。
音楽データに含まれる重低音や最高音、楽曲の出だしやクライマックスでの音の重なり具合、録音状態、暗騒音レベルなどがわかります。同じ音源をオーディオ機器で再生した際の音響評価の参考情報としてもご利用いただけます。
楽曲のファイル情報を分析して、FFT解析および1/3オクターブバンド解析によるサウンド特性をリアルタイムに表示します。ピークホールド、平均値などの定量的な分析表示も可能です。
さらに、ゆらぎ解析によって、楽曲の周波数分布の傾向がわかる「1/f ゆらぎ」の度合いも知ることもできます。
「Music Frequency Analyzer」は、つぎのような特長があります。
[※ Apple musicアプリもしくはiTunesで同期した音楽データに限ります。iCloudミュージックライブラリはご利用できません。]
ピークホールド(Hold)
FFT平均 (Off/1s/10s/All):Off / 約1秒 / 約10秒 / 曲全体
ゆらぎ解析(1/f): 20 - 20kHz、赤ライン(瞬間) / 青ライン(平均値)
チャネル選択表示 :L-ch / R-ch [モノラル音源はL-chに表示]
ピークホールド(Hold)
2チャネル同時表示: L-ch 緑ライン、R-ch 黄ライン [モノラル音源はL-chに表示]
(応用例)
本アプリで、ミュージックソースの楽曲全体または特定パートの周波数特性の解析し、その結果をリファレンスデータとします。 さらに、オーディオシステムで同一のミュージックソースを再生してRTAアプリ("Audio Frequency Analyzer"など)で周波数特性をリアルタイム計測します。 これらの結果の比較評価によって、オーディオシステムのサウンド評価、機器のセッティング、サウンドチューニングなどにご利用いただけます。
本アプリを正常に動作させるためには、以下のiOSシステムに関わる初期設定を必ずおこなう必要があります。
このアプリを最初に起動すると、iOSシステムより、Apple Music、ミュージック、ビデオの履歴およびメディアライブラリへのアクセス承認が求められます。この場合は、必ずこのアクセスを許可する必要があります。
もし、不許可にされた場合には、プライバシー制限により、音楽データへのファイルアクセスができません。この場合、iOSの基本設定(「設定」>「プライバシー」>「メディアとApple Music」>「MFA」)で、このアプリからのアクセスを許可していただくことで、利用可能になります。
スナップショットによる写真データ保存をはじめておこなう時に、iOSシステムより「写真」ライブラリへのアクセス承認が求められます。この場合は、必ずこのアクセスを許可する必要があります。
もし、不許可にされた場合には、プライバシー制限により、「写真」への画像データ保存ができません。アクセスエラーが表示されます。この場合、iOSの基本設定(「設定」>「プライバシー」>「写真」)で、このアプリからのアクセスを許可していただくことで、利用可能になります。
「Music Frequency Analyzer」は、音楽を再生しながら、楽曲ソースのサウンド解析(1/3オクターブバンド解析、FFT解析、ゆらぎ解析)をおこなうことができます。
アプリ起動時にはInfo ビューが最初に表示されます。利用方法等をご確認の上、"Close"ボタンをタップすると、メインビューに移行します。
メインビューは、上部から順に、楽曲データ表示、1/3オクターブバンド解析グラフ、FFT解析グラフが表示されます。
音楽データ解析は、つぎのステップでおこないます。
1. "List"ボタンをタップすると楽曲リスト・ビューが表示され、サウンド解析したい楽曲を選択します。
楽曲ファイルが無事にオープンできるとメインビューに移行し、楽曲データが上部に表示されます。
2. 解析条件 (1/f, ピークホールド, FFT平均, FFTグラフ表示チャネル)を設定し、音楽再生ボタンをタップするとサウンド解析がおこなわれます。
3. タイムスライダーにて、任意の時間に移動することができます。特定パートを頭出して解析するのに利用できます。
4. 知りたい箇所のサウンド特性をスナップショットで画像保存することができます。
楽曲リストから選択したファイルが無事にオープンできるとメインビューに移行し、上部に音楽データ( 楽曲タイトル、ビットレート / 量子化ビット、ファイルタイプ、サンプリングレート)が表示されます。
なお、オーディオ圧縮フォーマットの場合はビットレート、リニアPCMの場合は量子化ビットが表示されます。
楽曲データを再生しながら、1/3オクターブバンドでの周波数解析をおこないます。
瞬間的な周波数特性、および、ピークホールド(Hold)による累積的な周波数特性を解析することができます。ステレオ、2チャネルが同時に表示されます。モノラル音源の場合は"L-ch"に表示されます。
”HOLD”ボタンをタップすると、1/3オクターブバンド解析結果をピークホールド(最大値の保持)して表示します。
楽曲データを再生しながら、FFT解析をおこないます。
FFTグラフは1チャネル表示のため、”L-ch"または"R-ch"ボタンで表示するチャネルを選択します。
FFT解析結果は、移動時間平均(1秒、10秒)、または、全体時間平均(All)で表示することができます。
”HOLD”ボタンをタップすると、FFT解析結果をピークホールド(最大値の保持)して表示します。
ゆらぎ解析は、FFT解析のパワースペクトルの傾きを求めることで、楽曲のゆらぎ度を判定するものです。あなたが好きな音楽の特徴を判断するのにご利用ください。
物理学では、「ゆらぎ」は広がりまたは強度を持つエネルギーの空間的、時間的な平均値からの変動です。
また、「1/f ゆらぎ」は、小川のせせらぎや波の打ち寄せる音などに代表される、心地よく感じる自然界のリズムと言われています。「1/f ゆらぎ」は、フーリエ解析したパワースペクトルが周波数fに反比例する特性があります。
・1/f0 (0dB/Oct):ホワイトノイズ
・1/f1 (-3dB/Oct):ピンクノイズ
・1/f2 (-6dB/Oct):ブラウニアンノイズ
一般的には、ピンクノイズのように高域にかけてなだらかに減衰するような -3dB/Oct 特性が心地よく聴こえるとされています。
"Snap"ボタンをタップすると、測定画像のスクリーンショットを保存できます。 なお、初回保存時に、「写真」へのアクセス許可の確認がiOSシステムより求められます。
"Info"ボタンをタップすると、Infoビューが表示されます。メインビューに戻るには、"Close"ボタンをタップしてください。
# MacとiPhoneまたはiPad間でミュージックを同期する
https://support.apple.com/ja-jp/guide/mac-help/mchlbf6a1fab/mac
# PCのiTunesコンテンツをデバイスと同期する
https://support.apple.com/ja-jp/guide/itunes/itns5ecc4d98/windows
# iTunes Store から音楽を購入してダウンロードする
https://support.apple.com/ja-jp/HT211330
# Apple Music から音楽をダウンロードする
https://support.apple.com/ja-jp/HT204839