概要

Colored Noise Generator

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「Colored Noise Generator」は、さまざまな音響測定、サウンドチューニング、聴感効果などの基準音源に使えるノイズ信号生成アプリです。

一般的な計測用に使われるホワイトノイズ、オーディオチェック用のピンクノイズに加えて、ブラウンノイズ、ブルーノイズ、パープルノイズ、グレーノイズを生成することができます。

さらに、任意のノイズ信号をソース音源として、さまざまなオクターブバンドノイズを作ることができます。オクターブバンドノイズは、環境音測定の参照音源、サウンドチューニング、耳鳴り緩和やサウンドマスキングのための音響効果音など、様々な用途にご利用いただけます。


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オクターブバンドノイズは、その他の用途としてイヤホン、ヘッドホンの聴感上の特性を合わせる用途などにも有効です。 ソース信号としてピンクノイズを選択し、1/1オクターブバンド、中心周波数125Hz、1kHz、8kHzのノイズ信号を順次再生することで、聴感上の帯域の強弱を判断することができます。再生機器の周波数帯域特性が判れば、別途イコライザーにてお使いのイヤホンをご自身の好みの音質に調整できるでしょう。


製品情報

バージョン : 3.2
リリース : 2020/9/24
サイズ : 2.8 MB
カテゴリ : ユーティリティ、ミュージック
互換性 : iOS 12.4以降が必要。
ステータス : 配信停止中

特長

ノイズ生成機能;ホワイトノイズ、ピンクノイズ、ブラウンノイズ、ブルーノイズ、パープルノイズ、グレーノイズ
1/1 オクターブバンドノイズ : 8種類、中心周波数 - 63Hz, 125Hz, 250Hz, 500Hz, 1kHz, 2kHz, 4kHz, 8kHz.
オクターブバンドノイズは複数の周波数帯域を同時に選択可能。
周波数レンジ : 20Hz - 20kHz

ノイズ信号

室内やホールなどの音響測定やサウンド調整は、広帯域ノイズ信号を利用すると便利です。一般には、ホワイトノイズ、ピンクノイズが使用されます。 さらに、ブラウンノイズ、ブルーノイズ、パープルノイズ、グレーノイズなどのカラードノイズがあります。

詳細な測定評価やチューニングをするために、特定周波数が帯域分割されたようなオクターブバンドノイズをテストノイズ信号として利用します。


「Colored Noise Generator」は、ホワイトノイズなどのノイズ信号をソース信号として、オクターブバンドフィルタ(1/1オクターブ)による周波数帯域制限したノイズ信号を生成できます。

任意のオクターブ帯域を選択して、オクターブバンドパス・フィルタを通したノイズ信号を出力できます。また、オクターブバンドパス・フィルタをパスすることで、広帯域ノイズ信号を出力できます。

ソース信号 : ホワイトノイズ、ピンクノイズ、ブラウンノイズ、ブルーノイズ、パープルノイズ、グレーノイズを選択可能。
オクターブバンドフィルタ : 1/1オクターブバンドまたは、フィルタなし(広帯域ノイズ)から選択可能。

基本操作手順

このアプリの基本的な操作手順はつぎのとおりです。


(1) ノイズ信号源の選択 : ノイズ信号ボタンをタップして、ベースとなるノイズ信号を選択します。初期起動時のデフォルトはホワイトノイズです。

(2) バンドパスフィルタの選択 : Octaveボタンをタップして、オクターブバンドフィルタを選択します。初期起動時のデフォルトはフィルタなしです。

(3) オクターブバンドの選択 : "Octave"が選択されているとき、周波数帯域(中心周波数)ボタンをタップして、出力したい周波数帯域を選択します。

(4) 信号出力の開始/停止 : Startボタンをタップすると、ノイズ信号出力を開始し、周波数スペクトラムが表示されます。Stopボタンをタップすると停止します。


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ホワイトノイズ

ホワイトノイズは、単位周波数帯域(1Hz)に含まれる成分の強さが周波数に無関係に一定の雑音で、白色雑音とも呼ばれます。 一定幅の周波数帯域で音響パワーで見たときには周波数が高くなるにつれて 3dB/oct で高い周波数の方が大きくなります。

オクターブバンドパス・フィルタをパスすることで、広帯域なホワイトノイズ信号を出力できます。


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ピンクノイズ

パワースペクトル密度は周波数が上がるにつれてオクターヴあたり 3dB 降下するノイズ信号です。 周波数が高くなるにつれて右下がりの周波数特性になります。一定の周波数帯域ごとのエネルギーが均一になるため、周波数帯域別の音量を評価する目的に適した雑音です。すなわち、どのオクターブの帯域でみても音の大きさが同じ音であるため音響調整や測定ではピンクノイズがよく使用されます。

オクターブバンドパス・フィルタをパスすることで、広帯域なピンクノイズ信号を出力できます。


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ブラウンノイズ

パワースペクトル密度は周波数が上がるにつれてオクターヴあたり 6dB 降下するノイズ信号です。

ホワイトノイズやピンクノイズと比べて、低い周波数が強調されたような、あるいは、柔らかい音質に聞こえます。 オーディオ用途ではサブウーファー位相チェックや中低域スピーカユニットのエージングにも利用されます。 ヘルスケア用途では、睡眠障害の緩和治療、環境騒音や耳鳴りのサウンドマスキングにも使用されます。

オクターブバンドパス・フィルタをパスすることで、広帯域なブラウンノイズ信号を出力できます。


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ブルーノイズ

パワースペクトル密度は周波数が上がるにつれてオクターヴあたり 3dB 上昇するノイズ信号です。

オクターブバンドパス・フィルタをパスすることで、広帯域なブルーノイズ信号を出力できます。


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パープルノイズ

パワースペクトル密度は周波数が上がるにつれてオクターヴあたり 6dB 上昇するノイズ信号です。

オクターブバンドパス・フィルタをパスすることで、広帯域なパープルノイズ信号を出力できます。


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グレーノイズ

音響心理学的な等ラウドネス曲線に近いパワースペクトルを示すノイズ信号です。人が聴いたときにどの周波数成分も同じ大きさに聞こえます。

オクターブバンドパス・フィルタをパスすることで、広帯域なグレーノイズ信号を出力できます。


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オクターブバンド・ノイズ

オクターブバンドノイズは、1/Nオクターブ(Nは自然数)で周波数帯域を取り出したノイズです。オクターブを基準とした一定の周波数帯域の音量を測定評価するために利用できます。

本アプリは、任意のノイズ信号をソース信号として、1/1オクターブ帯域を選択して、オクターブバンドパス・フィルタを通したノイズ信号を出力できます。


1/1オクターブバンド・ノイズ

1/1オクターブバンドノイズは中心周波数63Hzから8kHzまでの8分割されたオクターブバンドで構成されます。任意のオクターブバンドを選択してノイズ信号を生成することができます。


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インフォメーション

INFOボタンをタップすると、製品情報と操作説明を表示します。


リリースノート

Colored Noise Generator version 3.2 バージョンアップ (September 24, 2020)
Colored Noise Generator version 3.1 バージョンアップ (February 19, 2020)
Colored Noise Generator version 3.0 バージョンアップ (February 8, 2019)

* 安定性の向上。Bluetooth通信および連続再生の対応。

Colored Noise Generator version 2.0 バージョンアップ (April 19, 2018)

* App名称変更、UIデザイン変更、ブラウンノイズ、ブルーノイズ、パープルノイズ、グレーノイズの追加

Octave Band Noise Generator Lite version 1.1 バージョンアップ (April 20, 2017)
Octave Band Noise Generator Lite version 1.0 リリース (November 9, 2016)

備考

大音量の連続した高周波信号は、大きすぎると感じていない場合でも、スピーカーやヘッドホンなどを損傷する可能性がありますので、ご注意をお願いいたします。
BluetoothやAirPlay等の無線通信で使用する場合、無線環境や通信状態、通信機器等によって再生周波数帯域の制限や出力レベルの低下、不定期なノイズの発生等が起こる可能性があります。無線通信におけるアプリ動作、設定仕様を保証するものではありません。
AirPlayによるデータ伝送はApple社独自の音声データ圧縮による無線通信方式のため、AirPlay接続機器との相性や無線状態によって、ランダムなノイズを発生することがあります。特に高い周波数帯域では発生することがありますので、ご注意ください。
長時間起動させる場合には、バッテリーの消費が大きいことがあります。
オクターブバンドフィルタ周波数は、”IEC 61260:1995" および "JIS C 1514:2002”に準拠しています。

お問い合わせ

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