騒音計とスペクトログラム
Noise Level & Spectrogram
あなたの生活空間における騒音や音楽のサウンドレベルを簡単に測定できる iPhone用の騒音計アプリです。本アプリは無料でご提供いたします。
スタートボタンを押すだけで、サウンドレベルをリアルタイムに測定します。サウンドレベルはデシベル (dB) 単位で表示されます。サウンドレベルの時間変化グラフ、および、スペクトログラムによる周波数成分分析で音源の特徴をビジュアルに確認できます。
一般的な騒音計に必須である周波数重み付け特性(A / C /Z)、時間重み付け特性(FAST / SLOW)を切り替えることができ、適切なサウンドレベル計測が可能です。
世界は音で満ち溢れています。心地よい音もあれば、不快で有害な騒音も。世界保健機関(WHO)は騒音と健康リスクの間に直接的な相関関係があることを指摘しています。耳鳴り、睡眠障害、ストレス、認知障害、心臓病など、さまざまな健康リスクを引き起こす可能性があります。
騒音レベルが適切かどうかを把握することで、QOL(生活の質)を向上させることができます。このアプリであなたの健康と快適な生活を守りましょう。
また、標準騒音計アプリ「Sound Level Analyzer」もご提供しています。サウンドレベル計測機能に加えて充実した騒音解析機能を備えていますので、より高度な解析が必要な場合には、ぜひご検討ください。
App StoreTMのプロダクトページにアクセスするには、下記リンクをクリックしてください。
本アプリはつぎのような特長があります。
- Leq(等価騒音レベル)、Min(最小値)、Max(最大値)、Avg(時間平均等価騒音レベル)
- 周波数重み付け補正特性:
A(聴感補正による一般的な騒音レベル測定)
C(A補正よりほぼ平坦な補正による騒音レベル測定、大音量時のピーク評価など)
Z(聴感補正なしのフラット特性、物理的なサウンドレベル測定)
- 時間重み付け特性:Fast = 0.125sec、Slow = 1.0sec
- 表示レンジ:0 - 130dB
- 計測時間 : 20秒
本アプリはつぎのような用途でお使いいただけます。
- 環境騒音の測定
- オーディオ機器のセッティング、チューニング
- ライブステージ測定
- 建築音響
- 音響機器のインストール
- カーオーディオのインストール・セッティング
- 音響試験、その他
- 家電製品の静音特性(低騒音レベル)を測りたい。
- マイカーの騒音レベルを知りたい。また、自動車の購入検討材料として、試乗時の車内騒音レベルを調べて比較したい。
- マイホームの騒音レベルや周辺環境の騒音状況を知りたい。
- 職場の騒音状況を計測したい。
- 音楽演奏時のサウンドレベルや暗騒音レベルを確認したい。
騒音には様々な種類がありますが、典型的な騒音の大きさの例を示します。
130 dB:飛行機のエンジン音
110 dB:自動車のクラクション
100 dB:列車の通過時の騒音
90 dB:騒々しい工場の中
80 dB:電車の中、掃除機
70 dB:騒々しいオフィスや街頭
60 dB:静かな自動車、普通の会話
50 dB:静かなオフィス
40 dB:図書館の中、 静かな住宅街
30 dB:深夜の郊外、ささやき声
20 dB:木の葉の擦れあう音
@ 標準的な騒音計測の可能範囲は 30〜130 dBA であり、家庭の静かな部屋でも計測値は 30 dBA 程度です。暗騒音が存在するため、どのような静かな環境でも0dBAと騒音計測されることはありません。典型的な無響室においても 5〜15 dBA 程度です。
世界保健機関(WHO)は騒音の健康リスクに関して騒音レベルの指標を公開しています。騒音管理の参考情報として示します。
一般的に 60dB を超えると生活の質に影響が出始め、80dB を超えると健康被害のリスクが高まります。以下のような高レベルの騒音に長時間さらされると、一時的な難聴を引き起こす可能性があります。
100 dB : ほんの数分/日(週間限度 20分)
95 dB : 10分/日(週間限度 1時間15分)
90 dB : 30分/日(週間限度 4時間)
85 dB : 1時間45分/日(週間限度 12時間半)
80 dB : 5時間半/日(週間限度 40時間)
本アプリを正常に動作させるためには、以下のiOSシステムに関わる初期設定を必ずおこなう必要があります。
アプリインストール後の初期起動時に、iOSシステムより内蔵マイク・デバイスへのアクセス承認が求められます。この際、内蔵マイクのアクセスを必ず許可にしていただく必要があります。
もし、不許可にされた場合には、プライバシー制限により、マイク入力ができませんので、計測表示等もおこなわれません。見かけ上、アプリが正常動作してないようにみえます。この場合、iOSの基本設定(「設定」>「プライバシーとセキュリティ」>「マイク」)で、このアプリからのアクセスを許可していただくことで、利用可能になります。
初回起動時に、アクセストラッキング(ATT)に関する確認がiOSシステムより求められます。広告表示はこの許諾の有無にかかわらず配信されますが、許可を選択するとパーソナライズされた広告が配信されるようになります。当アプリは広告収入をベースに運用されておりますので、ご理解とご協力のほどお願い申し上げます。
一般的なサウンドレベル測定(騒音計測)をおこないます。この際、周波数補正、時間補正、レベル補正などを適切に施すことで、最適なレベル測定をすることができます。
スタートボタンをタップすることで、サウンドレベル測定を開始し、ストップボタンをタップすることで停止します。
サウンドレベル測定は、等価騒音レベル(Leq)、時間平均騒音レベル(Avg)、最小値(Min)、最大値(Max)の測定値(dB:デシベル)を表示します。等価騒音レベル(Leq)はバーグラフでも表示されます。
また、サウンドレベルの経時変化グラフも同時に表示されます。このグラフは最大20秒分の等価騒音レベル(Leq)の時間変動がグラフ表示されます。測定停止すると、スペクトログラムに表示が切り替わります。経時変化グラフを表示したい場合は、dBボタンをタップしてください。
測定パラメータとして、時間重み補正(Time weighting)、周波数重み補正(Frequency weighting)をつぎのように設定することができます。
[時間重み補正:Time weighting]
サウンドレベルを算出する時定数を指定します。測定音源の種類や発生傾向にあわせて設定してください。
[周波数重み補正:Frequency weighting]
入力信号の周波数帯域を制限する重み付けフィルタです。測定用途に応じて設定してください。
サウンドレベル測定の終了時に、オクターブバンド解析によるスペクトログラムを表示します。FFT変換で得られた周波数成分解析データを基に、1/3オクターブバンドに周波数分割したものです。
スペクトログラムは、音の周波数スペクトラムの解析結果を横軸に時間、縦軸に周波数、信号の強さを色で表したグラフで、音声分析、声紋の鑑定などに利用されています。
音声信号の強さ(エネルギー)が大きくなるつれて、青から黄、さらに赤とカラー変化していきます。音源の特徴を把握するのにお役立てください。
Infoボタンをタップすると、製品情報と機能説明が表示されます。機能説明は上下方向にスクロール表示することができます。測定画面に戻るには、Closeボタンをタップしてください。
このアプリに関して、ご感想やご要望などのレビューをお待ちしています。当社の製品開発の参考にさせていただきます。また、皆様のレビュー評価は開発者の励みになります。ご協力をお願い申し上げます。
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